こんにちは、平野です。
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今日は前回のブログの続きになります。
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ブリーチなしでも綺麗な色に仕上げてほしい!
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そんな時に必要な知識として、"アンダートーン"についてお話しします。
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アンダートーンという言葉、みなさん聞いたことはありますか?
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美容師の私たちは日頃から当たり前のように耳にする言葉なんですが、お客様はなかなか聞いたことのない言葉かもしれないですね。
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ではさっそくアンダートーンとは。
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カラーの際に髪の毛を脱色していくと、人の髪というのはブラック⇨ブラウン⇨オレンジ⇨イエローという風に、色や明るさが少しずつ変わって行きます。
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これは、髪の毛のメラニン色素が分解されて、トーンが変化するため起こります。
(メラニン色素については前回のブログを見てみてください⇨こちら http://nbng01.jp/archives/8571 )
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この各明度レベルにおける髪そのものの色がアンダートーンになります。
なので、暗めも明るめも全て含め、アンダートーンと呼びます。
こんな感じです⤵︎
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私たちが使っているアルカリカラーという酸化染毛剤は、脱色をしながら染料を発色させています。
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なので仕上がりのお色というのは、脱色をして変化していったアンダートーンの上に、染料が乗っかった状態ということです。
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絵の具で考えるとわかりやすいのですが、白い紙に色を乗せるのと、色のついた紙に色を乗せるのとでは、当然白い紙に乗せたほうが色鮮やかで綺麗な色が出ます。
例)ベースの髪色が茶色の人の場合
※めちゃくちゃ手描きですいません
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となると、髪のアンダートーンが明るく白に近いほど色の発色は良く、綺麗な仕上がりになるので、ブリーチ毛のようにアンダートーンが明るい髪になればなるほど、発色が良く色鮮やかだったり、お洒落な色になるんです。
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しかし、ブリーチをしてしまうと髪は傷んでしまうので、綺麗な髪でいたい方にはもちろんオススメはしません。
細めのハイライトを入れるくらいであればアリだと思いますけどね。
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アンダートーンの考え方や、カラー剤の色味選定などをしっかりしてあげることで、ブリーチをしなくても綺麗な色を出すことは可能です。
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アンダートーンは
黄色味のある明るめのブラウン↓
アンダートーンは
赤みの残るオレンジ↓
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このようにブリーチなしでも、アンダートーンをしっかり見極めることで求める色を表現できますよ。
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